生活不活発病とは。
学術用語では廃用症候群。震災による避難生活など環境の変化で日常生活が活発でなくなり、全身の機能が低下すること。足腰の筋力が衰えて歩きにくくなったり、心肺機能が衰えて疲れやすくなったりする。うつ状態になることもある。
あさイチで、「生活不活発病」を取り上げていました。
わたしの母が最近家事や外出するのが億劫になってきたこともあり、年齢のせいなのか、もう少し外に出かける回数を増やした方がいいのかなと思っていた時の番組でした。
わたしの両親は車で1時間半のところに住んでいます。
一緒に住んではいないので遠隔サポートとなります。
以前、痴呆症の兆しがあるのかと、母親に脳トレを本を買いました。
最初は、気遣いからか問題を解いていたようですが、あまり趣向に合わなかったのか辞めてしまったようです。
本人にあった楽しいこと(うちの母の場合はスーパーへの買い物とか、市場や道の駅などたくさんのものがお手軽に買え場所にいくことが好きです)やりがいのある活動を増やすことがいいと、国立長寿医療研究センターの大川弥生先生 が番組内でおっしゃっていました。
本人が楽しいと思うことを一つ見つけることで、それが連鎖して、活動量が増えていくそうです。
たとえば、孫の運動会に行くのが楽しいという人であれば、そこに出かける準備、洋服を買う、お弁当の支度を、また次の約束をする。
など連鎖して活動量が増えていきます。
番組内で様々なコメントがよせられていました。
たとえば、無理して活動量を増やすのは不自然で、年相応にゆったり過ごすのがいいのでは。活動量を増やすのはかえってよくないのでは。とか。
番組で紹介されていた生活不活発病の話に戻りますが、
ある出来事がきっかけとなり生活不活発病になることがあるそうです。
具体的には、本人のケガや、子どもの引っ越しのための疎遠、夫の病気など。
また女性だけでなく男性(定年退職後など)、高齢者だけではなく小さいこどもから40-50代まで様々な年齢層の人もなるそうです。
たとえば、仕事中心の生活の人ではあれば、仕事が億劫になってきたとか、趣味の活動が多かった人であれば趣味をするのが億劫になってきたとか。
これらは年齢のため自然な流れなのか、果たして、そうではないのかの線引きが難しいのかなと思いますが、今まで楽しくしてきたことをある出来事がきっかけで不活発になってきたのは健康上よくないのではと個人的に感じました。
たとえば母親のことではなく、自分自身のことを例にあげてみると。
今まで、仕事をするのが好きで、自己啓発の学習をしたり、研修、スクールなどに通ったりしてきましたが、あたらいい職場で自分より若い人たちと働く機会が多くなったり、仕事を得るために派遣登録、面接にいったりすると、
「今更そこまで頑張る必要がないのでは。。。」
という言葉がチラチラします。
このようなことがきっかけで、最近勉強するのが億劫になってきてしまっているのかな?と感じています。
以前のようなペースではできないまでも、今まで好きでやってきたことは今の年齢にあったペースで継続的に続けられるように軌道修正をしていくのがいいのかなと感じました。
大川先生は、番組の中で「生活全般が不活発になっていないかチェックをすることが大切」といっていました。
両親だけでなく、夫、自分自身のチェックもおこなっていこうと思います。
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