【老々介護】コメ問題の翌日

コメ問題の翌日。

 

母は、まったく、すっかり、きれいさっぱり、何も覚えていませんでした。

 

「ねー、もも。お母さんすごく頭がいたくて。どこかぶつけたかな???」

「きのうね、転んだみたいで、あたまぶつけたみたいだよ。」

「どこでころんだのかな」

「わたしたちがきたとき、もうケガしたあとだから、おかあさんがわからないと、どこでぶつけたがわからないの」

 

また、けんかをして近所に迷惑をかけるのも申し訳ないので、

しばらく泊ることにしました。

 

父に改めてききました。こめもんだいについて。

 

「おかあさんに、3合から2合にしたから、水入れないで。コメはお父さんがやるからやらないでってなんどもいっても、水増やしちゃうんだよ。せっきゃくご飯食べようとおもったときにこれでしょう。お父さん、コメがないのが一番きつい」

ですって。おぼえてないんだから、いっても無駄だよ・・・。(^-^;

 

ガス窯にこだわりがあるようで、

ガスで炊いて → 炊飯器に移す → 冷えたコメを温めて食べる

というルーティンがあったようです。

 

父に提案。

「ガス窯やめて、ジャーで炊けばいいじゃないの?」

父反論。

「それなんどもやったけど、ダメなんだよ。おいしくなくって」

私、疑いの目。

「ほんとにやったの? 最近の炊飯器めちゃ、性能いいと思うけど。そこまで味分かるの?」

 

母対策としては、紙にかいておく。

炊飯ジャーの使い方がかわらないかもしれないので

ひと先ずわたしがしばらくやって、やっぱり、自分のルーティンがよければそれでやってもらうということにおさまりました。

 

他のひとがみて、手間がかかる、もったいないと思っても、

提案するだけして、どうするかは本人の気持ちを尊重するのがいいと思っています。

 

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