令和3年度の日本語教育能力検定試験に合格しました。
3年目にしてやっと。
長かった、しんどかった、でも勉強になること盛りだくさんの試験です。
日本語の基礎知識、音声、聴解、授業計画、実際の授業、日本語学習者数、などなど
実際の授業や日本語をおしえるための知識として役立つことばかりの試験内容です。
勉強する価値はあると思います。
令和3年公式解答
令和3年度の公式解答 こちらです。
令和3年度の結果概要
今回の試験の合格者数:約2400人 (受験者数に対して30%弱の合格率)
平均点は↓です
試験Ⅰ 59.9点(最高点:92点)
試験Ⅱ 25.1点(最高点:39点)
試験Ⅲ 61.7点(マークのみ:45.6点)+(記述:10.3点)(最高点90点)
☆マーク式総合 130.7点(最高点:202点)
☆記述含む:156.7点(最高216点)
詳細はこちら
受験者回数は、初回の方が圧倒的におおいです。半数以上、2回目、3回目と徐々に少なくなってきています。
受験する方は会社員、女性が多く、年代別ですと、一番多いのは50-59歳で、40代以上が半数を占めています。
わたしが一番最初に受験した令和元年が一番受験者数(9380人)が多く、去年(9033人)、今年(8269人)と徐々に下がってきていますが、10年前と比較すると1.7倍近く受験者数が上がっています。
合格点までの点数の推移
試験の結果、勉強方法は ↓ です。
1年目:独学
試験Ⅰ 65/100
試験Ⅱ 22/40 ←ひどい点数
試験Ⅲ 66/100
合計 153/240 判定:C
2年目:アルク合格パック通信講座←今は修了してしまったかな?
試験Ⅰ 61/100 ←ひどい点数
試験Ⅱ 29/40 ←あがりました!
試験Ⅲ 68/100
合計 158/240 判定:B
3年目:過去問を中心にYoutubeで勉強。コミュニティにも参加しました。
試験Ⅰ 57/100 ←ひどい点数
試験Ⅱ 28/40
試験Ⅲ 66+記述/100
合計 151+記述/240 判定:合格

どうやって勉強したの
これは、合格された方の多くがいっていますが、”過去問をやり抜く” につきます。
とはいうものの、
どんな試験で、合格率はどんな感じなの?という概要をつかむのが、まずは大切だと思います。
そのためにいいテキストは
「日本語教育能力検定試験 合格するための本」です。
Kindle unlimited だったら無料です。
あとは、過去問(過去3年分、時間があれば5年分)をといていて、わからない言葉や考え方がでてきたら赤本「日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド」でしらべて確認し知識を深める。
試験までの勉強のタイムスケジュールは
10月の第4日曜日が例年試験日です。
膨大な試験範囲で、あっという間に試験日となってしまいます。
わたしが勉強した際のタイムスケジュールです。
~4月まで(試験Ⅰ、Ⅲ対策のための基礎づくり)
日本語教師のはま先生の動画で赤本を最初から最後まで一緒に勉強するというYoutube動画があります。こちらがお勧めです。
4月~(試験Ⅰ、Ⅲ対策)
実際に過去問を解いてみます。わからない言葉、内容がでてきたらその都度赤本で調べる、過去問解説のブログ、Youtubeを見る、をして知識を深めていきます。
隙間時間に
・だいこんせんせいのブートキャンプの動画がお勧めです。
混乱をしてしまいがちな、言葉の意味などを、わかりやすく説明してくれています。
画面を見なくても、耳どくできるのでお勧めです。
さらに深い知識を欲しいときは
・こせんだじゅくのこせんだ先生の動画がお勧めです。導入の小話が個人的に大好きです。
6月~(聴解Ⅱ対策)
わたし、聴解が、超超超苦手です。
聴解Ⅱの勉強法は、
・日本語教師のはま先生の動画
・ももこ先生の動画
がおすすめです。聴解Ⅱの解き方のテクニックなどが学べます。
わたしの勉強方法は、
過去問の聴解のみを印刷して、横断的に(問題1だけ過去5年分解く、問題2だけを過去5年分とく)何度も解きました。
問題別に何度も解くことで問題の傾向がつかめてくるようになります。
聴解問題を「OPlayer Lite」とうアプリを使って iphoneに入れて過去問を解いていました。
CDの聴解を、PCとスマフォ同一Wifi上にあれば、マルっとコピーでき便利です。(無料アプリです。350円?を払うと永久的に広告を消すことができます。最初無料で使っていましたが有料版を購入しました。頻繁にアップデートを行っており使い勝手がとてもいいです。)
※安くコピーをするには?はこちらのブログを参照ください。
9月・10月(記述対策)
記述の解き方は?
記述対策
30分でとく。(16:10~)
①構成を考える(7分)
②執筆(23分)
です。公式の見解ではありませんが、±20文字はOKと言われています。
なので380文字以上420文字以下でかく。短すぎてもダメ。
それと添削をしてくれる人に気持ちになって、読める字。読みやすい文書構成でかくこと。
それと、試験3が開始されたら、先に記述問題をサラッと目を通しておく。といいです。
記述問題に関連する問題や、実際に記述をする際のヒントとなる言葉、書きまわしなどが試験3にちりばめられているからです。←お勧めです。
文章の構成は
①主張(結論)~である。~と考える。 ×~と思う。×~と感じる ←論文なので感想はだめです。
②根拠 なぜなら~だからである。2つ以上あげる。
③再度主張 冒頭の一文そのままでもOK
④授業への反映 ~指導する。~が期待される。
です。
□問題の質問に対して、全部答える。
□文体:~だ。~である。
□一文は短く。一文で1つのことを述べる。誤字脱字減点対象。
□小学生にもわかるような文章でかく。
□採点者目線
×自分の体験エピソード。自分の考えをまとめ、なぜそう考えたかを客観的に記述
×やっぱり、〇やはり
×たぶん、〇おそらく
など論文にあった記述をする。
記述の便利な表現一覧
と考える/円滑になる/指導する/働きかける/求められる/考えられる/取り組む/配慮する/目指す
一方で/あるいは/このことを踏まえ/以上のことから/効果の一例として
時間配分は?
長丁場の試験ですが、ほんとに時間がありません。
去年、今年と、試験Ⅰ時間がほぼありませんでした。
問題を読んだら、即解答を選ぶ、はい次、
問題を読んで、すぐ解答、はい次
とテンポよく解いていかないと間に合いません。
とくに本番試験は、問題用紙が大きいので目の移動に時間がかかる、
紙がめくりくい、マークシートにマークする、
いつまで解いたら問題が終わるの?まだあるの?
もう、無理、絶対無理、という悪魔のささやき声があります。
最後までやり遂げるには、わからなかったら、これ!という半ば勘でいかないとだめです。
そのほか
わからない、きいたことがない、そんな問題がでてきたときに、
日本語の読解力があると、不思議と正解率があがります。
日本語教師でもある先生がかかれた、「2分で読解力ドリル」お勧めです。
試験Ⅰ 90分、試験Ⅱ 45分、試験Ⅲ 120分
最後のボスキャラのごとぐ、とどめで記述があります (^^;
一日がかりの試験をやり抜くには、私は試験Ⅰ開始前に、
「眠眠打破」を飲み、昼食後、試験Ⅱ、3

コメント