日経の夕刊に「心のメタボ」退治のコツ。
の記事が掲載されていました。
「心のメタボ」とは、
め 「面倒くさがる」
た 「ため息がでる」
ぼ 「ぼーとする」
の３つのシグナルをその頭文字から「こころのメタボ」と命名されたものです。
早稲田大学の竹中教授は、こうした状況が長期化するとメンタルヘルスの不調につながる恐れがあるとし、「ABC活動」を生活に取り入れるよう推奨しています。
「ABC活動」とは、
Act、Belong、Challenge の略のことで、読書などの趣味を楽しんだり、運動したりと心身を活動的にするのがアクト。
ビロングは行事や地域活動、趣味の教室に参加・帰属することをさしています。
人の役に立つボランティア活動や動植物の世話などへのチャレンジを含め、いずれも不調予防につながるそうです。
Aｃｔ
・好きな音楽を聴く、好きな本を読む、カラオケを楽しむ
・積極的に外出する、ウォーキングする
・家族と今日の出来事を話す、友人とおしゃべりする
Belong
・子供の活動、職場の行事に積極的に参加する
・地域の活動に参加する
・フィットネスクラブに加入する
・料理教室や健康教室に参加する
Challenge
・新しい趣味にチャレンジする
・たまには嫌な仕事、苦手な仕事にも積極的に引き受ける
・沿道の花壇の手入れをする、散歩しながらゴミ拾いをする
・ボランティアで高齢者を世話する
・悩んでいる人の話を聴く
・ペットの世話をする
「特別なこと」ではなく、日常生活にABC活動は見つかり、それらを増やすことで嫌な気持ちを明るい気持ちに転換できると強調しています。
また、他人や集団とのかかわりが多くなれば、やりがいを感じる場面が増え、「周囲の気づき」も生まれやすいそうです。
精神医療ではメンタルヘルスの不調に対して３段階の予防があるといわれているそうです。
１次予防：ストレス軽減などで発生を防ぐ
２次予防：症状を早期に発見・対応する
３次予防：重症化を防ぎ、職場復帰を支援する
「こころのABC活動」は、１次予防にあたり、
従来の取り組みは不調を感じてからの相談が中心ですが、ABC活動は元気なうちからアプローチできるといっています。
また、メンタルヘルスは誰もが起こす可能性があるのに自覚症状がないと人ごとになりやすいと指摘してます。
日本体育協会が2012年７月から Youtube に「ABC活動」について動画をアップしています。
子ども版、大人版があり、5分弱で見れます。
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