50代独身性(科学ジャーナリスト)が認知症を患った母の介護に奮闘する様子を赤裸々に描いたノンフィクション。
以下自分の備忘録用としてのメモ。
子供には育つ喜びがあるが、介護にはない。日々少しずつ症状が進行し、ますます手がかかるようになっていく。
認知症で失われるのは記憶に関する機能だけではなく、我慢や周囲への配慮がなくなるという形で、性格にも変化があらわれる。
という言葉が印象的だった。
■地域包括支援センター一覧
市区町村との契約で民間が運営している。
無料で相談。どのような手続きをとればいいか教えてくれる。
介護保険制度は市区町村が担当。
利用するには介護認定の申請を医師の意見書(主治医が書く)と共に市区町村に届けでる。
対象者を「要支援1」「要支援2」そして「要介護1」から「要介護5」の合計7段階に分類する。この分類が公的組織が「あなたはこの段階の介護が受けられる」と判断した「介護認定」のこと。それぞれの介護認定によって受けられるサービス、対価が変わってくる。
日常的な動作が自分一人でできるかどうかで、「要支援」「要介護」に分かれる。
要支援1:日常動作ができるが要介護状態への進行を予防するために周囲への助けが必要
要支援2:日常動作ができるがちゃんとやるには手助が必要
ここまでは割と普通に生活可能なお年寄りと考えてもいい。
要介護になると日常的な生活には他者の助けが必要。
要介護1:排泄や入浴をちょっとばかり助ける必要がある
要介護2:歩行や起き上がりも助けが必要
要介護3:排泄や入浴、衣服の着脱などにもほほ全面的な介護が必要
要介護4:日常動作のすべてに介護が必要
要介護5:意思伝達も困難、ほぼ寝たきり
介護施設は3つに分かれる。
公的施設は、「特別養老老人ホーム」、「グループホーム」、それと「民間ホーム」がある。
民間ホームは高い。
・特別養老老人ホーム
・グループホーム
・民間ホーム
また、下記の2つの区分にもわけられ、それぞれに「公的」と「民間」がある。
・健康な老人が入居する施設
・認知症などで介護を必要とする老人向け施設
「大人数」と「少人数」、「生活をしていくことが目的の施設」と「医学的な治療やリハビリを目的としている施設」とにも分けられる。
生活をしていくことが目的の施設が必要で、認知症などで介護を必要とする老人向け施設
要介護3になり、特別養老老人ホームが生活の場としての施設。継続的医療行為が必要な場合は対象外。広域型はどこに住民票があってもOK。地域密着型は定員29名以下で小規模、その地域の老人のみ受け入れる。入居まで1年以上自宅待機というケースもある。入居申請はいくつもの施設に同時に提出できる。
2015年4月の制度改正で要支援2から入居できたが、今は要介護3以上でないと施設には入居できない。
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