教師の望むことは?? 意外な回答

今年の10月の日本語教育検定試験に向けて勉強をはじめています。

げんざい、日本語学校とオンラインで日本語を教えています。

また、自分が外国語を(英語は中学からずっと勉強をし続けています。最近中国語の学習もはじめました)

勉強するうえでもとてもいいないようなったので

忘れないように書き留めておきたいと思います。

 

ーーーー

 

第二言語習得研究と日本語教育の設定について「ajalt」 10号(1987年)

 

「教師にのぞむ学習者の立場から」

 

と言う記事より。

 

良い日本語教師の条件についてのアンケートが掲載されていました。

 

日本語学習者の回答結果があります。

 

あなたの先生にとって1番重要な項目はなんですか?

 

と言う質問の答え。

 

上位3位は次のような項目でした。

 

第1位 柔軟性

第2位 楽しい授業

第3位 幅広い知識

 

楽しい授業や幅広い知識と言うのはわかります。

 

柔軟性って?

 

・予定から外れても学習者の持っている疑問点を拾い上げたり偶然起きた出来事を上手に利用したりして授業に結びつけられる

・学習者に合ったカリキュラムを組む力

 

いわゆる臨機応変に対処すること

 

「授業の用意は周到に授業は大胆に」

 

文型の導入の仕方やコミュニカティブの教室

 

学習者一人ひとりの進み具合を考慮するためには緻密な準備が必要。

学習者たちの調子が悪かったり以前に教えた内容が全く定着してない場合

準備した授業無理に展開する事は良い教師とは言えません。

急遽プランを変更し常に学習者の状況見ながらその時のその場面に合った授業展開させていくことが求められます。

 

経験の少ない日本語教師は自分が日本語が話せるため学習者の不安が理解できず学習者に十分なインプットを与えず

すぐ文型練習で言わせたりタスクをさせたりしがち。

 

十分なインプットを与え学習者から余計な不安感を取り除くことは習得を促進するのに必要です。

 

教師も何か別の言語を学ぶとか何か習い始めると言った教師自身の学習者になる機会を持つことが良いです。

 

学習者の不安な気持ちに体験できる良い機会が得られると思います。

 

学習者の誤用や質問を大切にすること

 

柔軟性を持つためには学習者のありのままを受け入れると言う姿勢が必要。

 

こんなに教えてねどうしても違うの。

 

とか

 

なぜわからないの。

 

とかんがえてしまわずにまず学習者の現在の状況を見ることが大切。

 

誤用は第二言語を習得する上で必ず出現するもの。

 

 

必要なことまた間違ってイライラせず、

 

なぜ間違ったのだろうかどこで勘違いをしているのかどうかを考えながら指摘するのが大切。

 

誤用の訂正の仕方は

 

・誤用の種類

・学習者のレベルや性格

 

によっても一応にいきません。

 

授業で教えている項目であればまた正確さの練習を行っている場合であればその時訂正すべき。

 

でも、

なめらかさの練習を行っている場合は文法の細かな訂正するのは逆になめらかさを損なわせてしまいます。

 

また引っ込み思案の学習者がやっと重い口を開いて場合、

誤用があったとしても発言したことを重要視して少しの誤用には目をつぶることも大切。

 

これらの誤用の対処の仕方にも柔軟性は大きく関わってきます。

 

質問に対しても同様。

 

質問は学習者が教師への積極的な働きであり

 

疑問点が明確に指示されます。

 

「なんでこんなことも分からないのか」

 

のような反応や

 

教師がその場で答えられないことを質問された際に

 

「今はそんなことはわからなくてもいい」とか「また似たようなものです」などと回答をさけてしまうと

 

学習者はだんだんなぜだろうと思う気持ちを消えていき

同時に教師への信頼もなくなってしまいます。

 

質問はどんな質問でもまず受け入れ

その対処の仕方を

 

・質問の内容や学習者のレベル

・その時の状況で適切に処理することが大切。

・今関係のあることか?

・今説明すべきか

また、

・説明できることが。

 

など

 

 

 

ある高校の先生のお話でしす。

 

普通の教師は教えることを普通に教えてくれる
良い教師は生徒にわかりやすく噛み砕いて教えてくれる
優れた教師は生徒に興味を起こさせるように教えてくれる
偉大な教師は生徒自身が学ぼうとするように気をつけてくれる

 

生徒自身に火をつけるためには教師も常に燃えていなければならない。

 

学習者言語が中間言語の道をたどっていると仮定するならば

教師も新米からベテラン教師との間の中間教師の道筋をたどっていると考えられます。

途中様々な困難にも耐え逆戻りを化石化することなく教師への道筋道を目指して

教師の資質習得の道筋を一歩一歩確実に歩んでいくことが大切。

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